忘れもしない、朝です。結婚し、子どもに恵まれると、朝は戦争並みにいそがしいです。共働きの私は自分の準備だけでなく、子どもの支度もしなければなりません。

ありがたいことに健康な私は毎日お通じがあります。朝食なんて立派なものではないですが、何かを口に入れると、お腹がグルグルしてくるのです。しかし、その日は違いました。お腹は張っていますが、なにも音沙汰無し。嫌な予感はしましたが、いそがしいので今日はお休みなんだと思うことにしました。

車に乗り込み、保育園へ出発。何だかおなかが怪しい。いや、気のせい、あれれ、うそうそ、と思っているのも束の間、これ、ヤバイやつ。この歳で便失禁とかマジで無理。その間、車をちゃんと運転できてたのかどうかも今はわかりません。

あー、あー、あー。
どうしましょー、だれか助けてー。

そんな時に現れたのは、ミニストップ様。

五光がさして見えました。
車を停めて、そこからは一目散。

トイレのドアに「ご使用の際は店員に声をかけてください」とあった気がしましたが、ごめん、無理。
こんなにトイレが愛おしくみえたのははじめてでした。

出した時の、なんというのでしょう、あの快感。

これを味わうために、今までの苦しみはあったのでしょうか。そのあと、しばらく、「あー」と言い続けました。
今でも鮮明に覚えてます。