20歳のお酒を飲んだ帰り

私は20歳の頃にとある居酒屋でお酒を飲んでいました。友人との同窓会、くだらない話で盛り上がり、20歳なのに小学校時代を懐かしんで「俺も年取ったなー。」とご年配の方には「お前も若いだろ」と叱られそうなことをいっていました。

余韻にひたり、一人帰路につく

皆と別れ、一人でワンルームのアパートへと帰路につきました。
駅のホームを鼻歌交じりで歩き、電車に乗り込みました。
しかし、お腹の調子が電車に乗った瞬間、悪くなっていきました。

特急列車にのり、お腹のくだりは急行列車状態

特急電車に乗車してしまい、また満員電車だった為、途中の駅で降りることかできず、ひたすら人混みにのまれながら我慢しました。出したくても出せないこの環境で、次第に冷や汗が止まらなくなりました。電車のガタンゴトン、同時にお腹もギュルンギュルン。
とにかく早くトイレにいきたい!と考えたり思ったりすると余計に行きたくなってしまうので、なるべく考えないように外を見つめたり、気をそらすようにしました。

そう、その時僕は必死に西村京太郎サスペンス、オリエンタル急行のストーリーを頭のなかでなぞっていました。

油断するとおもいっきり漏らしてしまいそうになったのでお尻に力をいれてなんとか出ないように耐え、15分のうち最後の方は冷や汗と腹痛が襲ってきていました。満員電車なので座ることも下手に動くことも出来なかったので、ひたすら手を握りしめ歯もくいしばりました。

駅についてダッシュでトイレまで走り、そして何とか間に合いました。服が汗で冷たくなっていて後程、風邪を引きました苦い思い出があります。